看護学科 シンガポール研修2016 現地レポート

2016年03月01日 国際交流

看護学部 看護学科ではシンガポール国立大学(NUS) 看護学部と学生間交流協定を締結しています。 2016年2月29日より、本学の学生のシンガポールでの研修が始まりました。 現地からの様子をお伝えしていきます。

1日目 (2016/2/29)

午前中はシンガポール国立大学での看護教育についてや、シンガポールの医療についての講義を受けました。 午後はシミュレーションラボや図書館の見学を行いました。

シミュレーションラボは実際の手術室のようになっています。

シンガポール国立大学 シミュレーションラボ

2日目 (2016/3/1)

2日目は午前、午後とも外科演習に参加しました。 創部の抜糸、カテーテル挿入、点滴投与、皮下注射、筋肉注射などを行いました。

外科演習を一緒に行ったNUS1年生達と

NUS1年生との集合写真  

3日目(2016/3/2)

午前中はNg Teng Fong(ン・テン・フォン)総合病院見学、午後はDover Park Hospice(ドーバー・パーク・ホスピス)の見学を行いました。

Ng Teng Fong General Hospital

Ng Teng Fong General Hospital この病院では6人部屋でも患者一人ひとりが窓際となるように設計されていたり、ICUでも個室で窓があり、壁にも樹木が描かれていたり、ICU患者専用のガーデンがあり外を楽しむことができるようになっていたり、療養環境に対する配慮が細やかになされていたそうです。

同病院のナースステーションにて

Ng Teng Fong General Hospital

Dover Park Hospice

160303Hospice2016Mar2 Dover Park Hospiceは、シンガポールのホスピスの先駆けとして活動をはじめたメンバーによって1992年に設立されたそうです。 明日はNUSに戻り、がん病棟での実習です。

4日目(2016/3/3)

病院研修は本日が最終日です。

午前中はNational University Hospital Medical Centreへ

小児科病棟、放射線療法外来、化学療法外来を見学した後、化学療法外来で実習を行いました。 2013年に新築した病棟にはヨガスタジオもあったそうです。 看護師長とカウンセラーが説明してくださり、学生からは感想を述べ、質問もしていました。(写真右から2番目が看護師長、右の男性がカウンセラー) NUH Medical Centreにて看護師長らと NUH Medical Centreにて看護師長らと

午後はRaffles Hospitalへ

新築のホテルのような病院だったそうです。 サロンのような待合室、ガーデン、VIP病棟にはスイートルームもありました。 一般科、救急外来もあるのですが、空港とも連携した渡航者外来、ジャパニーズ・クリニックもあり、患者全体の45%が外国人だそうです。

院内のガーデンにて

Raffles Hospital

外来の透析室にて

外来の透析室にて

NUSコーディネーターのSitiさんと、今回案内してくださった研究所のClinical Instructor のAisyah Sallehさんと一緒に記念撮影

Raffles Hospital

5日目(2016/3/4)

5日目最終日となりました。 NUSにてWrap up Sessionが行われ、学生は一人ずつ学んだことを英語で発表し、感謝の意を伝えました。
シンガポールの学生たちが生き生きと看護の演習をしている姿を見て自分も頑張ろうと思った。 シンガポール医療の仕組みについて知ることができてよかった。 貧富の差があることと貧しい人たちへの医療供給体制について知ることができてよかった。 笑顔で迎えてくれて嬉しかった。
などを伝えました。

NUSから研修の修了証を授与され、5日間の研修は無事終了しました。

wrap up session2016Mar4