病院見学から学んだシンガポールの医療【看護学科 シンガポール研修2017 第5日目】

2017年03月10日 国際交流

研修第5日目は病院見学でした。 午前中はラッフルズ・ホスピタル、午後はブライト・ビジョン・ホスピタルを見学させていただきました。ラッフルズは私立病院、ブライト・ビジョンは公立の地域病院です。

様々な国の医療を提供するラッフルズ・ホスピタル

[caption id="attachment_1441" align="alignnone" width="900"]ラッフルズ・ホスピタル ラッフルズ・ホスピタル(左のガラスには日本語が書いてあります)[/caption] ラッフルズ病院では、病院内の見学ツアー、病院紹介のビデオの視聴、Yew看護部長による看護部紹介、およびチュン医師(Japanese Clinic)による医療システムやJapanese Clinicの説明、と盛り沢山の内容でした。 私立病院はシンガポールの病院の20%と少数派ですが、ラッフルズ病院では伝統的な中国医療も含め多くの診療科の外来を持ち、多忙な人でも一日で複数の診療科の受診を済ませることができることや、MRIはもちろんCTやPETなどの医療機器をそろえ、迅速に検査を受けることができることが特色であるとのことでした。 また、トラベラーズ・クリニックでは旅行者が医療を必要としたとき、飛行機チケットの再手配や保険会社への連絡などのコーディネートを行い、安心して治療に専念できるサービスの提供をしているとのことでした。 様々な国の診療を行うことができるようにジャパニーズ・クリニックのみならず、韓国クリニックやアラブ・クリニックなどもあります。 私立病院のため公立病院にくらべ診療費は高額ですが、迅速できめ細やかな医療の提供を行っているとのことでした。 ラッフルズ・ホスピタル

様々な宗教と文化的背景を持つ患者に対する配慮を学ぶ

午後に訪れたブライト・ビジョン・ホスピタルは、公立のコミュニティ・ホスピタルで、急性期病院からの転院の受け皿となっており、リハビリ病棟や長期ケア病棟に加え緩和ケアも提供している病院です。 入院患者は政府からの補助を受けて入院する患者であり、病室はエアコンなしの大部屋が主で、感染症を持つ患者もしくは死を間近に控えた患者のみが個室対応となっていました。 ここでも様々な宗教と文化的背景を持つ患者に対する配慮がなされ、日本と同じく患者と家族を中心とした多職種によるチーム医療が提供されていることが看護部の方のプレゼンテーションによって良くわかりました。 学生達は、プレゼンに真剣に耳を傾け、2つの病院施設のそれぞれに興味を示していました。また、多民族であり、様々な文化的、宗教的背景を持つ患者様へのケアについて積極的に質問をする学生もいました。 [caption id="attachment_1443" align="alignnone" width="900"]ブライト・ビジョン・ホスピタル ブライト・ビジョン・ホスピタルにて[/caption]

放課後はNUSの学生たちとシンガポール観光

[caption id="attachment_1444" align="alignnone" width="900"]NUSの学生たちと観光 NUSの学生たちと観光[/caption] 明日はいよいよ最終日、ラップアップ・セッションで1週間の学びを英語でプレゼンします。