柔道整復学科

伝統医学の未来を拓く

骨折、脱臼、捻挫などに対する柔道整復師の治療技術は、古くより整骨、正骨、接骨あるいは“ほねつぎ”の名で連綿と受け継がれてきています。 この「伝統と経験の技」を十分に身につけ、科学的に考察するとともに、教養に富み、倫理観に満ちた思いやりのある医療人を育成します。卒業後は、接骨院開業、トレーナー活動、介護活動などの医療・保健・福祉・スポーツ分野の他、研究分野への道が開かれています。

学科長メッセージ

伝統的柔道整復術と近代医療技術との融合

柔道整復学科 学科長 成瀬 秀夫

学科長メッセージ 本学科では、現代の基礎医学を基盤として、骨折・脱臼・捻挫などの伝統的柔道整復の理論や技術の修得を目指します。また超音波画像観察装置を用いた骨折・脱臼・捻挫等の評価法を実践教育することにより適切な測定方法や、観察・評価法を修得し、医師との連携のもと、国民の健康に寄与する柔道整復師の育成を目指します。国家試験合格は最終目標ではありませんが、柔道整復師として臨床に携わるためには必須であり全員合格を目指します。2013年3月に実施された柔道整復師国家試験で本学科は合格率100%(全国平均68.2%)を達成しました。卒業後の進路として、大学院での研究活動、接骨院や整形外科医院での研修を経て開業、スポーツ・介護分野における活躍などがあります。将来の進路を見据えて4年間の大学生活を有意義に過ごされることを期待します。

 

学科紹介


学科内教務担当責任者の立場で柔道整復学科の「教育上の理念、目的及び養成する人材像、柔道整復学科アドミッションポリシー」について紹介させていただきます。

① 理念
国民の保健・医療・福祉に寄与するため、柔道整復に関する高度な知識・技術のみならず、医療全般に亘る十分な知識を習得するとともに、教養に富み、高い倫理観を有する思いやりのある医療人を育成します。

② 目的及び養成する人材像
柔道整復師の社会的使命に鑑み、以下を[具体的目標]としています。
ア)伝統的な柔道整復技法の継承及び発展
柔道整復の技術は、古くより整骨、正骨あるいは接骨や“ほねつぎ”の名で連綿と受け継がれてきており、これらの伝統的な技法を継承するとともに、国民の医療・福祉を担う責任においてその根拠を科学的に解明する必要があります。
そのためには、基盤となる解剖学、生理学を初めとする基礎医学を十分に学び、その上で柔道整復学を理論的に考察し、さらに経験豊富な柔道整復師の指導のもと伝統的な柔道整復実技について十分に時間をかけて修得していただきます。同時に大学附属の接骨院を中心とした臨床実習施設において、多くの症例を経験していただきます。
イ)柔道整復学の構築及び柔道整復学に関する研究的な思考を身につけた人材の育成
 柔道整復師の経験に基づいた優れた技法による多くの症例を集約し、それらを科学的に考察して柔道整復学を構築する使命が本大学にはあります。そのため、研究手法を十分に習得して、柔道整復学の構築に寄与できる人材を育成します。
ウ)国際的な感覚を持った柔道整復師を育成
平成14年(2002)5月13日、柔道整復「Judo Therapy」はWHO(世界保健機構)において伝統医学として紹介されました。以前より柔道整復の海外への普及活動は社団法人日本柔道整復師会を中心に行われてきており、近年、韓国、モンゴル、ポルトガル、ミクロネシア連邦などを対象に、その活動は加速度を増しています。柔道整復における非観血的保存療法の優れた技法を国際的に広めるため、語学力とともに国際的感覚を身につけた人材を養成したいと考えており、「知の技法」などユニークなカリキュラム編成を実施しています。

柔道整復学科の3つのポリシー

取得目標資格

柔道整復師

柔道整復師は厚生労働大臣が認定する国家資格で、法律的には「柔道整復師法」によって規定されています。国家試験は年に一度実施され、3年以上文部科学大臣の指定した学校又は厚生労働大臣の指定した柔道整復師養成施設において柔道整復師となるのに必要な知識及び技能を修得した者に受験資格が与えられます。なお、試験実施に関する事務は指定試験機関として厚生労働大臣に指定された財団法人柔道整復研修試験財団が行っています。
(財)柔道整復研修試験財団HP 
http://www.zaijusei.com/
  

 

第一線で活躍するプロフェッショナル



Ariakeでの学び

柔道整復学を「理論」と「実践」から学びます

『柔道整復師』という職業は、接骨院・ほねつぎの先生です。基礎的な理論や実技を学んだ上で本学附属の接骨院・クリニックなどでの実習を通して、柔道整復師として必要な実践的な経験を積むことができます。

教養に富み、倫理観に満ちた「思いやり」ある医療人を育成していきます

固定力にも優れ患者さんにも優しい伝統的な包帯術や患者さんの心を理解するための心理学を学びます。また、礼法を重視した柔道の授業を通して、医療人としての心を養います。

世界的に注目される柔道整復師を育成していきます

日本の伝統医学である柔道整復は国際的に認知されています。柔道整復学の研究・発表を通じて、グローバルに活躍できる柔道整復師を育成していきます。



Ariakeでの学び

1年目
医学の基礎を学びながら教養教育を行う
柔道整復を施術する際に必要とされる基礎的な身体のつくり・仕組み・働きや柔道整復の歴史について学びます。
2年目
基礎を活かしながら幅広い分野について学ぶ
疾病や傷害の成り立ち、概念について、内科から整形外科分野、さらには病理学や薬理学といった幅広い分野について学びます。
3年目
基礎から臨床にまでおよぶ整復学の知識と技術を学ぶ
骨折実技や脱臼実技、さらにはX線やMRIといった画像診断学について学び、臨床に活かすための具体的な知識・技術を習得します。
4年目
柔道整復の治療技術を臨床実習に活かす
附属接骨院では実際の患者さんとのふれ合いを通して、多くの症例を経験することができ、学外実習ではより実践的な経験を積みます。


4年間の流れ

2011年に附属の接骨院が開設し、経験豊かな教授陣が臨床指導を行います。柔道整復学科では、学内施設で多くの症例を経験できるよう豊富な実習がカリキュラムに含まれています。 また、学外の整形外科医院や接骨院での実習も行い、現代医療におけるチーム医療の一員としての力を養います。

 

進路について

進路について

 


 

進路について

解剖学

正常な人体構造について運動器(骨、関節、靱帯、筋など)や神経、血管、内臓、感覚器など、柔道整復学をはじめ臨床医学の理解に必要な知識を学びます。解剖学実習では、模型や顕微鏡などを使い人体構造について立体的・総合的に学習します。

運動学実習

人間の正常な身体運動を科学的に分析し、運動障害や運動異常を理解する知識を学びます。さまざまな装置を利用して姿勢・歩行・関節運動の分析や筋力の測定、呼吸の測定などを実習します。

画像診断学

骨折や脱臼、軟部組織損傷などを診断するために従来用いられてきたX線画像のみならず、MRIや超音波といった先端医療の画像診断についても学習します。正常画像と異常画像を判別するための知識を習得します。

超音波画像装置の技術習得の為の総合的なカリキュラム

超音波画像装置(エコー検査装置)の技術習得のための総合的なカリキュラムを設けています。詳しくはこちらをご覧ください。

骨折実技

上肢・下肢・体幹に生じるさまざまな骨折の整復法や固定法について実習します。手術をすることなく骨折を治療するための整復法を学び、さらに柔道整復師独自の主に包帯を用いた固定法を習得します。

履修科目一覧

学年ごとの目標、モデル時間割など

Webシラバスでは、各授業の目標や内容を紹介しています。

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