保健医療学研究科 博士後期課程の3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)

  1. 専門とした鍼灸学・柔道整復学分野において基礎から臨床研究まで横断的な深い学識を有する。
  2. 国内並びに欧米を含む国外の学術雑誌から高度の情報を収集でき、それらを科学的な方法に基づき集約、解析、分析および評価ができる。
  3. 収集した高度な情報やそれまで培った学識、能力、技術を基に、独創性の高い研究課題を見出すことができる。
  4. 高度な研究技術を備え、独自の研究課題を解決するための実験や調査を自立して実践できる。
  5. 筆頭著者として研究成果を原著論文として国内外の学術雑誌等に投稿・発表することができ、査読者とディスカッションができる。
  6. 研究成果に関して国内外の研究者とディスカッションができるグローバルな情報発信能力を有する。
  7. 専門分野のみならず、関連する分野(学際分野)において、独自にもしくは共同で研究を実践できる。
  8. 医科学研究に対する深い理解と高度な倫理観をもって鍼灸学・柔道整復学の研究を実践できる。
  9. 鍼灸学・柔道整復学の研究を通して人類の繁栄と福祉に貢献することができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成方針)

本博士後期課程は、学部ならび博士前期課程における教育・研究の理念と目的である「西洋医学の視点に立って東洋医学を考察できる」を基盤とし、専攻専門分野において「国内外で活躍できる自立した研究者」を育成するために必要な授業科目を設けた。具体的には独創性のある研究計画を立案し、それに基づいた研究を実践でき、その成果を博士論文としてまとめることができ、その成果を国内はもとより海外に発信できる国際性豊かな人材を育成するための教育課程を編成した。

教育課程の編成に当たり、専門性の一層の向上を図り、自立した研究者として国際的に通用する研究能力を育成するために、基礎研究と臨床研究を専門とする教員の指導を横断的に受けられる特別研究の指導体制を整え、基礎と臨床の両者を見据えた双方向性の研究ができる、教育課程の編成を目指す。さらに学生の自主的で活発な研究意欲を支援する立場から、授業時間外の特に他分野の研究会やセミナーなど多様な学習機会に積極的に参加させ教育課程の活性化を図る。

アドミッション・ポリシー(求める学生像)

高等研究教育機関を目指す本学の使命として、本学大学院保健医療学研究科において、博士後期課程は保健医療学の高等研究機関とし、これによって、鍼灸学分野および柔道整復学分野において博士号を有する人材を養成し、この過程において、鍼灸学、柔道整復学の研究を通じて両者の学問体系を磐石ならしめるとともに、養成された人材が、将来、それぞれの分野において指導的な立場となって、鍼灸学、柔道整復学の発展に寄与することを目指します。

そのため、以下のような大学院生を求めます。

保健医療学専攻 【鍼灸学分野】

設置の趣旨及び人材養成目標を踏まえ、次にあげるような入学希望者を求める。

  1. 鍼灸学の基礎的研究あるいは臨床的研究に情熱をもって取り組む鍼灸師または医学関連分野における高度職業専門人
  2. 国際的な研究活動ができる研究者を目指し、世界の鍼灸学研究をリードする最前線の研究を目指す意欲をもっている鍼灸師または医学関連分野における高度職業専門人
  3. 鍼灸学修士課程を修了した、またはそれと同等程度の広汎で高い基礎学力、研究業績、並びに高い見識と倫理観を身につけた鍼灸師または医学関連分野における高度職業専門人

保健医療学専攻 【柔道整復学分野】

設置の趣旨及び人材養成目標を踏まえ、次にあげるような入学希望者を求める。

  1. 柔道整復学の基礎的あるいは臨床的研究に情熱をもって取り組む柔道整復師または医学関連分野における高度職業専門人
  2. 柔道整復学研究をリードする最先端の研究を目指す意欲をもっている柔道整復師または医学関連分野における高度職業専門人
  3. 柔道整復学修士課程を修了した、またはそれと同等程度の広汎で高い基礎学力、研究業績、並びに高い見識と倫理観を身につけた柔道整復師または医学関連分野における高度職業専門人